オシャレで、遊びココロたっぷりのルックスが評価され、若い世代から熱烈な支持を集めているスズキのハスラー。ハスラーにかぎらず人気車は、大きく値引きしてもらうのは難しいと思い込んでいませんか?人気車を安く買うコツをまとめてみした。
販売店とのマル秘交渉術
新車の購入では、ライバル車の価格をぶつけて、値引きを迫るのが交渉の基本。ハスラーのライバル車となると、ホンダのNBOXスラッシュやダイハツのダイハツムーヴコンテが候補になります。販売店の営業担当者に、これらの車の支払総額をつきつけて、「同クラスの車なのにハスラーと×万円も差があると妻を説得できない、この差がもう少し縮まれば妻を説得してすぐに契約する」と、具体的な条件をつきつけるのがコツ。このときに、あくまでも冷やかし客と見られないようにしておく必要があります。ハスラーの販売店側も、実際に購入してくれる可能性の高いお客には、真剣に値引き交渉に応じますが、本気で買う気のなさそうなお客にはつれない態度をとることが多いからです。
価格の交渉では、値引きはできないけど、次に買い換えるときに下取り額を上乗せするという提案をしてくることがあります。このときには、「ハスラーをすっかり気に入ってしまっているので、できるだけ長く乗るつもり。だから、次の乗り換えは遠い先で関係ない」とはっきりと突っぱねと良いでしょう。最近は、このようにリセール価値をアピールして、値引きを少なくしようとする販売店も見受けられるので、注意しましょう。
モデルチャンジ前が最大のチャンス
ハスラーにかぎらず、モデルチャンジする直前が、値引きの最大のチャンスであることは間違いないでしょう。特に、決算期の過ぎた4月や5月にフルモデルチェンジする予定がある場合、大幅な値引きが期待できます。決算期である3月は、販売店が最も販売に力を入れる時期。この時期には、ただでさえ通常より値引き額が大きくなります。それに加えて、もうしばらくするとモデルチャンジがあるとなると、在庫を今のうちに処分してしまわなくてはなりません。この2つのタイミングが重なると、ハスラーのような大人気車であっても、ビックリするような値引きが行われることがあるのです。
モデルチャンジが行われるときには、あえて旧型車を狙わず、思い切って新型車をターゲットとするのも良いでしょう。「新型車は割り引かない」と思い込んでいる人もいますが、意外とそうでもないんです。新型車が発表されたとき、販売店では立ち上がりの数字を気にするものです。「発売初週に×台も売り上げた」となると販売にも勢いがつきます。また、新型車発売のご祝儀的な意味で、思い切った値引きをしてくれることもあります。
安全面を重視するのも忘れずに!
新車購入者の意識調査によると、多くのユーザーが自動車の安全装置を重視して、新車選びをしている傾向が見られます。これから新車を購入するなら、安全面の装備・機能が充実した車種を選ぶことがトレンドとなっているのです。安全装置のなかでも、衝突被害軽減ブレーキの有無が、新車の販売台数にも大きな影響を与えていることに注目してください。
ハスラーにも、スズキ自慢の衝突被害軽減ブレーキである「レーダーブレーキサポート」が標準装備されています。これは、コックピット内に装備されたレーザーレーダーが、運転中常に前方を監視しています。前方に車両との衝突を回避できないと判断された場合に、自動でブレーキがかかる仕組みです。前方車両との速度差が15km/h以下だと、衝突を回避することができます。速度差が15km/hから30km/hの範囲であれば、衝突の被害を軽減させることができるのです。
ユーザーの安全への期待値が大きくなるにつれて、メーカーもますます安全装置の充実に力を入れています。新車を選ぶときは、最新の安全装置がどのくらい搭載されているかがとても重要になってくるでしょう。